
最新735話のネタばれ考察予想と感想まとめです。
【前回のあらすじ】
前話に引き続き桓騎の過去の回でしたが、その時点で桓騎はすでに残忍な性格をしていました。
砂鬼一家の見るに堪えない“死体を弄ぶかの行為”はすべて桓騎が元凶だったということです。
一体桓騎の中に潜む怒りとはどんなことなのでしょうか・・・
735話のネタばれ考察予想
桓騎は奪う側、奪われる側を体験している!?
ほかの野盗たちと違い気品あふれる桓騎の佇まいから考察。
734話では偲央たちに対して、「奪われることが当たり前になっている」と言い放った。
この時代でも現代でも弱肉強食の世界は変わっておらず、ピラミッドの最下層にいれば奪われ続けていることにも気が付かない。
少年の桓騎がなぜ奪う側と奪われる側両方の立場でものを見れるのか。
それは桓騎が元王族であるから。
奪う側の王族から追われ野盗まで落ちた桓騎だからこそ見える景色があり、そのことを偲央たちに伝えたかったんだと思う。
普通の人よりも多く奪われてきた偲央たちを奮い立たせ、さらには狼甫一家の最後の1人をあえて仲間に殺させることをした桓騎。
そのことと狼甫一家の親分を討ったことにより、新参だがみんなを引っ張っていく立場になっていく。
次回、首切り桓騎の由来が判明する!?
桓騎の異名である“首切り桓騎”。
早くからその名前は登場していたが詳細は語られていなかった。
野盗時代に城を攻め落とした時に“住人全員の首を斬り落としたこと”からその異名がついたとされている。
その戦いの詳細が次回明かされることになると予想。
死体を弄ぶことで狼甫一家の追っ手を撃退した桓騎が次に起こした行動とは“軍を相手にする”ということ。
その相手とは仲間の召を虐待していた領主だ。
野盗団とはいえ子供たちばかりなので、集落を築くのも大変であることから城そのものを奪ってしまおうという考え。
領主だけにとどまらず、他の住民まで召使いを好きなように弄ぶことが当たり前になっていることを目の当たりにした桓騎が、城の制圧後に住人全員を首を刎ねることを決行する。
さすがに自分たちだけでは大変なので、砂鬼の残虐性に恐れている他の野盗を説得し協力して規模を大きくして挑む。
“規模を拡大して、すでにある城を奪って国にしてしまえば飢えることがなくなる”
こういったメリットを提示して近辺の野盗団をまとめていく展開になると予想。
桓騎の強さの秘密
砂鬼一家を一から作り上げた桓騎の強さの秘密とはなにか。
描写が少ないが圧倒的な武力があるようには思えず、桓騎の強さとはやはり“本質を捉えている”ところにあるように思う。
野盗だから・兵士だから・軍だから・国だから・人だからなどなど、その人の立場によって知らず知らずのうちに考えが型にはまってしまう。
李牧にもその節があり、その部分が自由な発想をもっている桓騎が李牧を上回っているところの1つである。
『戦に勝つためには総大将を倒せばいい』
そのために山陽の戦いの際に桓騎が取った戦法とは。
敵から逃げ姿をくらます
↓
適度に尻尾を出し本陣を見つけさせる
↓
その間に敵に紛れて自ら潜入し廉頗の側近である玄峰を暗殺
↓
また姿を隠す
↓
今度は敵本陣へ敵に紛れて潜入し総大将の白亀西を暗殺
どんな形であれ、総大将を討ったら戦は終わること理解している桓騎。
手薄になった桓騎の陣は大いに叩かれたが、真っ向勝負だとそもそも総大将どころか玄峰にすらたどり着いてなかったかもしれない。
本陣急襲や敵に紛れるということは他の武将もやっていることだが、桓騎のすごいところはタイミングも計算に入れているということ。
いつもなら対策しているはずのスパイだが、自陣の本陣が迫られている状況だったりを利用して行動するから敵は虚をつかれてしまう。
玄峰の時は桓騎の陣、白亀西の時は総大将蒙豪の陣が迫られている時を狙って潜入している。
感情的な部分を抜いて考えたら、敵の死体を使って敵の士気を大幅に下げる行為は理にかなっている。
モノは現地で手に入りさらに手間もかからず、なにより得体の知れない恐怖は人の行動を制限するからだ。
桓騎の強さとは、常に本質を捉えて決して武力に頼らず敵を葬り去ることに手段を選ばないことであると思う。
735話の感想まとめ

なにも持たず倒れていた桓騎でしたがすでに人の上に立ち始めました。
さすが桓騎ですよね。
桓騎「大丈夫だ、俺に任せとけ、全部上手くいく」
かっこよすぎます!!
次回は桓騎の根底にある“怒り”について明かされることになると思います。
雷土が最後に「お頭のことが少しだけわかった」って言ってたのも何なのか気になりますよね。
宜安の戦いの後、桓騎ってもう登場しなくなっちゃうんでしょうか・・・
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